スウェーデンのカロリンスカ研究所から2018年10月1日、今年のノーベル医学生理学賞に京都第高等研究特別教授・本庶佑さんら2人が選出されました。
本庶佑さんはどんな研究をしていたのか、受賞の理由など調べてみました。
本庶佑がどのような研究をしていたのか?
本庶さんが研究しているのは免疫に関する分野。
本庶佑がノーベル医学生理学賞の選出した理由は
免疫を抑える働きを阻害することでがんを治療する画期的な免疫療法を確立。
がんの治療に新しい道を開いたことから評価されて受賞されたそうです。
具体的にいうと、本庶佑さんが免疫の分野で抑制するタンパク質を発見したことにより、新しいがん免疫治療薬「オプジーボ」の開発に繋げています。
一般的ながんの治療法は、抗がん剤と言われていますが、このやり方は、がん細胞を直接攻撃するタイプが大半です。
こちらに対し、本庶佑さんが確率したのは、がん細胞が人の免疫力から逃れて生き延びる仕組みを阻止し、免疫細胞の攻撃を高めて治療を行うまったく新しいメカニズムになります。
1992年にマウスを使った実験でがん細胞への免疫を抑えるブレーキ役として『PD-1』というタンパク質を見つけた発表もありましたね。
あれから26年。
長い月日の研究がノーベル賞受賞につながったんではないでしょうか!
偉大なことをやり遂げる人の共通点は、諦めずに一歩一歩しっかり進んでいける精神力がないといけないことを表している気がしますね。
本庶佑の弟子時代
本庶さんが指導を受けたのは、早石修氏という京大名誉教授。
生理学、医科学を専攻していた教授の門下になります。
早石修氏もノーベル賞候補に選出。その理由は、身体の中で重要な役割を果たす『酸素添加酵素』を発見して、この功績が認められたからです。
残念ながら早石修氏はすでに亡くなっていますが、師匠が果たせなかったノーベル賞を受賞しました。
師匠・早石修氏も弟子がノーベル賞受賞を喜んでいるはずだし、本庄さんもきっと特別な思いがあったと思います。
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まとめ
- 本庶さんが研究しているのは免疫に関する分野
- 免疫細胞の攻撃を高めて治療を行うまったく新しいメカニズム
- 1992年にマウスを使った実験でがん細胞への免疫を抑えるブレーキ役として『PD-1』というタンパク質を見つけた
- 師匠・早石修氏は生理学、医科学を専攻していた教授
- 師弟関係は深いモノがある
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